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いやぁ。
今後の展開、期待するなって言う方が
無理でしょ~~!(^^)
拍手ポチポチありがとうございます。
>ひゅうさんへ
しっとりとした二人に、コメントありがとうございます。(嬉)
>いつもそうしてゾロの腕のなかに居なさい!!
に笑ってしまいました。可愛い~!
ひゅうさん好みは、素直なたしぎですね~。うふふ(^^)
>ヒナタビッチさん
お膳は揃いまくりですね。
大いに期待しちゃいましょ~!
ヒナタビッチさん宅で、2年後たしぎ拝見しました。
あ~~~~ん、素敵過ぎる!!!綺麗!
衝動スモーカーさんも期待していいですか?!
G-5の面々、楽しすぎる。スモさんに、夢中な
おネエ海兵さん達も、いるんじゃなかろか・・・
慕われてそうです。ふふふ
なんか、あっちいったり、こっちいったり、
妄想は、節操なく続いております。
今回は、強気のたしぎでいきましょう!(笑)
再会シリーズ
「つづきはこちら」からどうぞ
episode4
刀を抜いたゾロの視線が、たしぎの伸びた髪の所で止まる。
「もう、パクリ女なんて、言わせません!」
この髪の意味するところを、たしぎは、告げる。
「何だよ!」
「その目で、ちゃんと、見て下さい・・・」
たしぎの視線がゾロの左目の傷で止まる。
「その目で・・・」
ゆっくりと目線が、右目に移る。
重なりあう視線。
「なんですか、2年も行方不明になっといて、
また、傷を増やして・・・
なに、やってるんですか・・・」
たしぎの声が消え入りそうに小さくなる。
「うるせぇ、お前がつべこべ言う事じゃないだろ。」
「全然、気にしてなんかいませんから。
呆れてるんだけです。」
「あぁ?何だっていうんだよ!
オレの身体だ、どうしようがオレの勝手だろ。」
「あなたという人は・・・」
眉を寄せる。
「あなたは、私が、仕留めます。だから、勝手に死んだら許しません。」
「はぁ?」
なにを無茶苦茶なこと言ってやがる。
お前こそ、勝手なこと言ってるじゃねぇか。
オレを仕留めるだと?
「やれるもんなら、やってみろっ!」
売り言葉に買い言葉。
その言葉に、たしぎは、すっと時雨を鞘に収める。
目を閉じて、小さく息をすう。
ゆっくりと、近づく。
ゾロを捕らえる黒い瞳には、なんの殺気も感じられない。
どうせ出来る訳がないと思っているゾロは、
余裕でたしぎを見ている。
「目をつぶってください。」
たしぎが、真っ直ぐにゾロを見つめたまま静かに告げる。
「何でだよ。」
お前の言う事聞かなきゃいけねぇんだ。
「怖いですか?」
ばかやろう。
「お前になんか、両目が潰れたって、負けやしねぇ。」
不満げにも、たしぎの言うとおりに目を閉じる。
左目に触れるものがある。
たしぎの指先だった。
すっと傷をなぞると、手のひらで、ゾロの頬を包み込む。
たしぎの体温が伝わってくる。
何だよ・・・
と言いかけたゾロの唇が柔らかく塞がれる。
思わず目を開けた先には、たしぎの前髪が揺れていた。
慌てる様子もなく、そっと唇と離すと、じっと見つめる。
「覚悟してくださいね。」
それだけ言い残すと、くるりと背を向けて立ち去って行った。
その後ろ姿をゾロは、阿保みたいに、動けないまま、突っ立って眺めていた。
たしぎの温もりが残る左頬に手をやると、呻くように呟いた。
「・・・何だよ。」
〈完〉