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最近、車の運転中は
雲に見とれることが多いです。
ラピュタ雲とか(勝手に名付けてる)
龍のような雲、面白いな~~って。
安全運転でいきましょう。
さて、今日は九州からの飛行機、
飛んでくれるといいんだけど。
龍神様~~、愛しのダ~~リンを
無事に連れてきて下さいませ。
まだ、9月ですが
ゾロたし月間先走り企画!!!
(別名:大人な話も書いちゃおうぜ企画!)
サイト LadyHawke に、パラレル「風」シリーズ
(大学生のゾロとたしぎのお話)
「熱風」をUPしました。
2と3の間に、extra なるページがあります。
一応、入り口は、隠してますが、
すごい分かりやすいです。
ほんと、読み返す度に直したくなり
だんだん、訳わからなくなってくる始末。
こんなもんです。おほほほ~~(^^ゞ
さて、続きの「熱風」3 はこちらにも
載せますね。
おまけのような話しです。
「つづきはこちら」からどうぞ
あちぃ・・・
蒸すような暑さで目が覚めた。
腕を伸ばして、エアコンのリモコンを探る。
ピッ。
しばらくして、吹き出した冷風が、
汗ばんだ身体に心地よかった。
カーテンを閉めた窓から差し込んでくる陽射しは
もうとっくに高くなっていた。
反対側には、たしぎがオレの腕を枕に
寝息をたてている。
汗ばんで、頬に張り付いた髪を
そっと撫でる。
あどけない顔で眠るたしぎを見つめながら
乱れる姿を思い出して、ゾクッとする。
知ってしまった、もう一つのたしぎの顔に
一人、幸せを覚える。
笑い出しそうになって、腕の中のたしぎを、思わず抱きしめた。
「・・・ん・・・」
たしぎが、まぶしそうに目を開けた。
「ロロノア・・・」
すっと身体をすり寄せてくる仕草が愛おしい。
「目、覚めたか?」
「うん。」
どうみても、まだ眠そうだが。
タオルケットを引き寄せながら、たしぎはゆっくりと身体を起こす。
チラっと枕元の時計に目をやって驚く。
「!三時!? え?午後の三時ってこと?」
「あぁ、そうらしいな。」
ゾロも、身体を起こし、たしぎの唇に軽くキスをする。
「腹、減らないか?どっか食べ行こうぜ。」
「・・・うん。」
「シャワー、浴びるか?」
「あ・・・うん。」
まだ、半分寝ぼけていそうな雰囲気で、
立ち上がろうとしたたしぎが
ぺタリと座り込む。
「どうした?」
「・・・えへへ・・・腰に・・力、はいんない。」
恥ずかしそうに、顔を赤らめる。
「んじゃ、オレが連れてってやる。」
「きゃっ!」
タオルケットにくるまったままのたしぎを抱き上げると
浴室まで運ぶ。
「なんなら、手伝おうか?」
ニヤリと笑いながら言うと
「だっ、大丈夫!」
と浴室から追い出された。
*****
身支度を整えて、向かった先は
オールブルー。
陽はまだ明るい午後の時間、店内は空いていた。
サンジは休憩中だろうか、カウンターにはオーナーのゼフが
立っていた。
「いらっしゃい。」
「こんにちは、お久しぶりです。」
二人、窓際のテーブルに向かい合って腰を下ろした。
少し早いが、本日のディナーを頼んだ。
運ばれてきた料理を、言葉少なに黙々と平らげた。
空になった皿を前に、満腹になったところで、
目があって、笑顔がこぼれる。
「・・・なに?あれ。」
カウンターに戻ってきたサンジが尋ねる。
「さっきから、全然、喋ってないぜ。
あいつら、ケンカでもしたの?」
「あれが、ケンカしてるように見えるか?ボケナス。」
ゼフがグラスを拭きながら答える。
「ありがとう。」
コーヒーを運んできたサンジに、たしぎは視線をあわせずお礼を言う。
「サンキュ」
と言うゾロをチラッと見ても、顔は窓の外をむいている。
あぁ・・・そうゆうこと・・・
サンジはカウンターに戻ると黙ってゼフを手伝い始める。
「ごちそうさまでした。」
「ごちそうさん。」
会計を済ませ、店を出る二人の後ろ姿を見送った。
なんだか、あてられっぱなしだな。
ま、俺はたしぎさんが幸せなら、それでいいんだけどな。
サンジアは、もう一服しに、裏口に向かった。
〈完〉