忍者ブログ
ワンピース二次創作、ゾロたしのSS中心です。 いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
 45 |  44 |  43 |  42 |  41 |  40 |  39 |  38 |  37 |  36 |  35 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 
 もう、完全暴走もの。
 設定も、なにも考えていません。 
 タイトルすらも。
 勢いだけです。 
 ははは、あ~楽し。

 「つづきはこちら」 からどうぞ。

拍手


かわいた風が、吹きぬける荒野で、
ゾロは一人、考えてていた。

三刀流の剣士が、刀一本じゃ世話ねえな。
ま、しょうがねえ、行くしかないか。

失われた親友の形見。
折れてしまった、三代鬼鉄。

腰には、秋水のみが、主人に寄り添っていた。

これから、進むべく道の遥か彼方に目をやる。
あの向こうが、最後の戦いの場所か。

そこに、馬の駆ける音が聞こえてきた。
一頭の馬がこちらへむかってくるのが見えた。
誰か乗っている。

ゾロは、秋水に手をかけ、じっと目をこらす。
騎乗の人物は、たしぎだった。

「ロロノア!」

馬を止め、ゾロの前に近づくと、
すとんと、飛び降りた。

「おまえが、なんでここに。」
質問には答えず、背中に背負っていた
刀をゾロに差し出す。

「ロロノア、あなたにこれを届けにきたんです。」
和道一文字だった。

「お前、どうして、これを。」
驚きながらも、ゾロは、受け取るとすっと抜いて中身を確かめる。
本物だ。

「それと、これも。」
もう一本、背中から取り出したのは、初代鬼鉄だった。

「!」
三本目の刀を受け取ると、すっと抜いて、じっと見つめる。
これも妖刀か。
とんだ、怪物だ。

「それと、鷹の目からの伝言です。」
たしぎは、ミホークの言葉を伝えた。
ゾロは、ふっと笑い、
「ああ、わかった。」
と空を仰ぐ。

師弟、ロロノアと鷹の目の関係を、いまさらながら、おもんばかる。

「さてと。役者は揃ったことだし、行くとするか。」

ゾロは、たしぎを見つめる。
たしぎも、ゾロから目をそらさない。

「オレは、これから、奴らの所へ行く。」
顎を振って、指し示す。
「たしぎ、お前は?」
「私も、行きます。」
「海軍はよ。」
「スモーカーさんんも、奴らを阻止するべく、向かっているはずです。」
「そうか、じゃあ、敵は同じだな。
・・・一緒に行くか?」
たしぎが、力強く、頷く。
ゾロは、馬に飛び乗ると、すっと手を差し出す。
「乗れ。」
たしぎを引っ張り上げると、後ろに乗せる。
「行くぞ。」
「はいっ。」
たずなを引いて、馬を駆る。

「ロロノア!」
「ん?」
「あっちです!」
たしぎが、指を差す。
「・・・」
ぷっ、と後ろでたしぎが吹き出していた。
回した腕に力が入ったのが解った。
そのまま、馬を走らせる。

二人とも、口には出さずとも、感じていた。

この瞬間が永遠に続けばいいのに。

〈続〉

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
プロフィール
HN:
そめた
性別:
女性
趣味:
妄想
自己紹介:
ワンピース大好き。
ゾロとたしぎは公認カップルと信じて疑わない。
最新コメント
[01/10 ゆう]
[11/14 しん]
[09/04 ゆう]
リンク
素敵サイト様
下の二つは、ここ「月と太陽」のサイト版 と、 そめた別宅(B'zを語るブログです)です。 よろしかったら覗いてみて下さい。
本棚
カウンター
バーコード
ブログ内検索
P R
Copyright ©  月と太陽   All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  *Template by tsukika忍者ブログ [PR]