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神奈川に行った息子から
バイト決まったよと昨日連絡があった。
食べ物屋さんだそうで、ま、頑張りや~~と
時給を聞いたら、おか~~さんより
高いじゃないのっ!?Σ(゚Д゚|||)
ほえ~~~、都会は景気いいんだな~~~と
思いましたとさ・・・(T_T)
そうそう、10年ぶりに、我が家の冷蔵庫が
新しくなりました。
TVが地デジになった時より、エアコン買ったときより
テンション上がるわ~~~♪(笑)
主婦だよね~~♪ 嬉しいな~~♪
ポチポチありがとうございます。
episde17 の続きでございます。
「つづきはこちら」からどうぞ
episode18 見届けて
本当によかった。
たしぎはタンカーの上でやっと安堵した。
これで子供達を送っていくことができる。
船内で、トラファルガー・ローが体内の薬物を
出来る限り取り除いてくれた。
麦わらの船医チョッパーが、今、一番重症のモチャを診ている。
治療を終えた子供達から順に、名前と住んでいた島を聞き
リストにまとめ終えたところだった。
もし、麦わら達がいなかったら、
子供達の存在すらも、私達にはわからなかったかもしれない。
だから、せめてあの子達を無事に親元へ送り届けたい。
麦わらの航海士ナミは、快く任せてくれた。
信用してくれてありがたかった。
海兵が海賊にありがたいなんて思っちゃいけないだろうけど。
私を見つめるナミの眼差しは、どこか優しく、
たしぎは、嬉しかった。
岸壁が何やら騒がしい。
船から見下ろせば、大きな鍋に皆行列を作って並んでいる。
黒足のサンジはコックで、食欲を刺激する匂いがこちらまで漂ってくる。
「ねぇ、海軍のおねえちゃん!お腹すいた!」
「すごくいいにおい!」
「ね、食べていいんでしょ!行こう!」
子供達に促されて、一緒に船を降りる。
G-5達も、タンカーから酒やジュースをせっせと運び出していた。
何が始まるのかと思えば、麦わらの「宴だ~~~!!!」
という号令とともに、海軍、麦わら、パンクハザードの兵士達も
入り乱れての大宴会が始まった。
笑い声に包まれ、美味しい食事を食べていると
なんだか不思議な気がした。
さっきまで、命がけで逃げ出してきたパンクハザードで
こんなふうに敵、味方関係なく一緒に、笑いあっているなんて。
少し離れた所で、スモーカーとローが並んで座り、
話をしているのが見えた。
結局、ローは私達を倒さずに、ガスから逃れる道を教え、
助ける結果となった。
ヴェルゴの正体を教えてくれたのもローだ。
なにが正しいのか、時々わからなくなる。
明日はまた敵同士でも、今ここで
笑いあえればいいのだろうか。
「ね、おかわりしてきてもいい?」
幼い女の子がたしぎのコートの裾を引っ張る。
「ええ、もちろん!」
たしぎは慌てて返事をした。
「おねえちゃんも一緒に来て!」
頷くと、立ち上がって一緒に、大鍋でスープを振舞うサンジの元へ行く。
「いくらでもあるから、腹いっぱい食べろよ!」
声を掛けるサンジも、嬉しそうだ。
料理を夢中で運ぶ子供たちを眺めながら、たしぎは改めてサンジに向き直る。
「あ、あの、ありがとうございました・・・いろいろと。」
「なになに?お礼なんていいんだよ!たしぎちゃん!
俺はキミの役にたてただけで、嬉しいんだよ~!」
満面の笑みで答えるサンジにつられて、たしぎも笑う。
「あいつとも、話ししたの?」
「え?」
「クソマリモだよ。まったく、一緒にいながら、
たしぎちゃんに怪我させやがって、まったくだらしねぇ野郎だ。」
「あ、あれは、私が・・・」
「久しぶりなんだろ・・・ちゃんと話した方がいいよ。」
サンジの言葉に困ったように笑う。
何を話せばいいの。
自分の気持ちさえもわからないのに。
子供達の所に戻るたしぎの後ろ姿を
眺めながら、サンジは煙草をふかした。
******
宴が盛り上がっているさなか、
ふと見ると、一番幼い女の子が眠りこけている。
お腹が満たされて、ホッとしたんだろう。
たしぎは女の子をそっと抱き上げると
タンカーまで連れて行くことにした。
「たしぎちゃん!俺らが運んでってやるよ!」
たしぎは首を振ると笑って答えた。
「いいの、私が連れて行きたいんです。」
子供って温かくて、この重みが、何だか心地よい。
たしぎはゆっくりとタンカーへ登っていった。
船室のベッドに寝かせ、毛布を掛けると
たしぎはそっと部屋を出た。
廊下に出るとその先に、ゾロが立っていた。
〈続〉