忍者ブログ
ワンピース二次創作、ゾロたしのSS中心です。 いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
 424 |  423 |  422 |  421 |  420 |  419 |  418 |  417 |  416 |  415 |  414 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


神奈川に行った息子から
バイト決まったよと昨日連絡があった。

食べ物屋さんだそうで、ま、頑張りや~~と
時給を聞いたら、おか~~さんより
高いじゃないのっ!?Σ(゚Д゚|||)

ほえ~~~、都会は景気いいんだな~~~と
思いましたとさ・・・(T_T)

そうそう、10年ぶりに、我が家の冷蔵庫が
新しくなりました。
TVが地デジになった時より、エアコン買ったときより
テンション上がるわ~~~♪(笑)
主婦だよね~~♪ 嬉しいな~~♪


ポチポチありがとうございます。
episde17 の続きでございます。
「つづきはこちら」からどうぞ




拍手


episode18 見届けて



本当によかった。

 

 

たしぎはタンカーの上でやっと安堵した。

これで子供達を送っていくことができる。

船内で、トラファルガー・ローが体内の薬物を
出来る限り取り除いてくれた。
麦わらの船医チョッパーが、今、一番重症のモチャを診ている。

治療を終えた子供達から順に、名前と住んでいた島を聞き
リストにまとめ終えたところだった。


もし、麦わら達がいなかったら、
子供達の存在すらも、私達にはわからなかったかもしれない。

だから、せめてあの子達を無事に親元へ送り届けたい。

 

 

麦わらの航海士ナミは、快く任せてくれた。

信用してくれてありがたかった。

海兵が海賊にありがたいなんて思っちゃいけないだろうけど。

私を見つめるナミの眼差しは、どこか優しく、
たしぎは、嬉しかった。

 

 

岸壁が何やら騒がしい。
船から見下ろせば、大きな鍋に皆行列を作って並んでいる。
黒足のサンジはコックで、食欲を刺激する匂いがこちらまで漂ってくる。

 

「ねぇ、海軍のおねえちゃん!お腹すいた!」

「すごくいいにおい!」

「ね、食べていいんでしょ!行こう!」

子供達に促されて、一緒に船を降りる。

G-5達も、タンカーから酒やジュースをせっせと運び出していた。

 

何が始まるのかと思えば、麦わらの「宴だ~~~!!!」
という号令とともに、海軍、麦わら、パンクハザードの兵士達も
入り乱れての大宴会が始まった。

 

 

 

笑い声に包まれ、美味しい食事を食べていると
なんだか不思議な気がした。

さっきまで、命がけで逃げ出してきたパンクハザードで
こんなふうに敵、味方関係なく一緒に、笑いあっているなんて。

 

少し離れた所で、スモーカーとローが並んで座り、
話をしているのが見えた。

結局、ローは私達を倒さずに、ガスから逃れる道を教え、
助ける結果となった。
ヴェルゴの正体を教えてくれたのもローだ。


なにが正しいのか、時々わからなくなる。


明日はまた敵同士でも、今ここで
笑いあえればいいのだろうか。

 


「ね、おかわりしてきてもいい?」
幼い女の子がたしぎのコートの裾を引っ張る。

「ええ、もちろん!」
たしぎは慌てて返事をした。

「おねえちゃんも一緒に来て!」

頷くと、立ち上がって一緒に、大鍋でスープを振舞うサンジの元へ行く。

「いくらでもあるから、腹いっぱい食べろよ!」

声を掛けるサンジも、嬉しそうだ。


料理を夢中で運ぶ子供たちを眺めながら、たしぎは改めてサンジに向き直る。

「あ、あの、ありがとうございました・・・いろいろと。」

「なになに?お礼なんていいんだよ!たしぎちゃん!
 俺はキミの役にたてただけで、嬉しいんだよ~!」

満面の笑みで答えるサンジにつられて、たしぎも笑う。


「あいつとも、話ししたの?」

「え?」

「クソマリモだよ。まったく、一緒にいながら、
 たしぎちゃんに怪我させやがって、まったくだらしねぇ野郎だ。」

「あ、あれは、私が・・・」


「久しぶりなんだろ・・・ちゃんと話した方がいいよ。」

サンジの言葉に困ったように笑う。

何を話せばいいの。
自分の気持ちさえもわからないのに。

 

 


子供達の所に戻るたしぎの後ろ姿を
眺めながら、サンジは煙草をふかした。

 

 


******

 


宴が盛り上がっているさなか、
ふと見ると、一番幼い女の子が眠りこけている。
お腹が満たされて、ホッとしたんだろう。

たしぎは女の子をそっと抱き上げると
タンカーまで連れて行くことにした。


「たしぎちゃん!俺らが運んでってやるよ!」

たしぎは首を振ると笑って答えた。
「いいの、私が連れて行きたいんです。」


子供って温かくて、この重みが、何だか心地よい。


たしぎはゆっくりとタンカーへ登っていった。

 

 

船室のベッドに寝かせ、毛布を掛けると
たしぎはそっと部屋を出た。

 

廊下に出るとその先に、ゾロが立っていた。



〈続〉



 

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
プロフィール
HN:
そめた
性別:
女性
趣味:
妄想
自己紹介:
ワンピース大好き。
ゾロとたしぎは公認カップルと信じて疑わない。
最新コメント
[01/10 ゆう]
[11/14 しん]
[09/04 ゆう]
リンク
素敵サイト様
下の二つは、ここ「月と太陽」のサイト版 と、 そめた別宅(B'zを語るブログです)です。 よろしかったら覗いてみて下さい。
本棚
カウンター
バーコード
ブログ内検索
P R
Copyright ©  月と太陽   All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  *Template by tsukika忍者ブログ [PR]