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な、なんとか、間に合った~~(^_^;)
ゾロ~~~!!!
お誕生日おめでとう!!!!
めでてぇ!!!
いやぁ、なんか一年の節目のような気がする。(笑)
えっとねぇ、
今日は、すっご~~~~~~っい、寒いっ!!!
雪、雪舞ってたよ~~~!!!(ToT)
そんでもって、今日はポッキー&プリッツの日
ですと!?
へぇ、プリッツも加わったんだね。
まだ、バター味ってあんのかな?
たまに食べたくなってたな♪
ポチポチありがとうございます。
過去作「ぬくもり」にも!
ふふふ、いいね~~あれ。
今日はあれくらい甘くてもいいな~~~♪
自分で言ってら、世話ないか!(笑)
「横顔」
甘いというか、ところ構わずなゾロで~す♪
「つづきはこちらから」どうぞ
「横顔」
凛とした空気の中、吐く息が白い。
海面に冬のやわらかい陽の光が反射し、
まぶしさに目を細める。
さっきまで、不穏なガスに覆われていたとは
思えない程の清々しさが心地よい。
パンクハザードの一角で
戦いを終えた者達が、皆、このひと時を味わっていた。
ゾロの視線の先には、一人の海兵の姿があった。
まっすぐな瞳
ふちどるまつ毛
すっと伸びた鼻筋
結ばれた唇
ほんのりと赤い頬にかかる黒い髪
どこを見つめてるのだろう。
視線の先が気になるが、その横顔から目が離せない。
ふと何かに気付いたように、たしぎがこっちを向いた。
思い切り、視線がぶつかる。
やべぇ。
ゾロは、慌てて視線をそらし、横をむく。
たしぎがこちらに歩いてくる気配がした。
「何、見てるんですか?」
あぁ、やっかいだ。
口を開けば、つっかかってくる。
「別に・・・」
不機嫌な口調で受け流す。
「うそ!見てました!」
「見てちゃ、悪いかよ!」
ええいっ!ほんとめんどくせぇ。
思わず、顔をむけると、案の定
その黒い瞳に捉えられる。
それでも、さっき見てた顔が近くにあることに
ドキリとする。
その一つの視界で、すべてを見たくて
顔を左右に揺らしながら
まつ毛や鼻筋、唇の輪郭をなぞる。
ゾロの視線に、たしぎの頬が赤く染まる。
「な、何も、出てきませんよ、そんなに見ても・・・」
視線の攻撃が少し弱まる。
「いや、充分だ。」
「なにがですか?」
「キスしたくなるのによ。」
ずいっと身体を寄せて、たしぎの頭を抱えるように
顔を近づける。
!
オレの負けだ。
触れた唇の感触に満足すると、
茫然としているたしぎを残し、その場を後にした。
*******
なっ、なんなんですかっ!?
まだ心臓がバクバクいってる。
いきなり、あの人は・・・
たしぎは、遠ざかるゾロの後ろ姿を見つめていた。
火照った顔を手で仰いで、気をそらすように
海軍の仲間達の輪に加わる。
一体、どういうつもりなの。
いくら頭を振っても、
あの顔が目の前にちらついて、消えてくれない。
気が付けば、ゾロの姿を目で探していた。
柔らかそうな髪
広いおでこ
つりあがった眉
太い鼻梁
閉じられたまぶたには大きな刀傷
熱い唇
あ、感触じゃなくて・・・
自分の唇を指先で触れてみる。
ふと、顔をあげ、こちらを見るロロノア。
ハッとする。
自分は見えてないものと無防備だった。
どうしよう。
睨まれている。
苦虫を噛み潰したようなゾロの顔。
怒っている。
別に、怒られるようなこと、してないのに。
胸がきゅっと締め付けられる感じがした。
あぁとばかりに、首を振ると、ゾロはたしぎに向かって歩いてくる。
「なんちゅう顔してんだよ!」
「ま、また、顔の事言うんですか!?」
滲む視界。
また、そうやって・・・・
「莫迦、そういう意味じゃなくて。」
ギュッと唇を結んだまま、たしぎはゾロに視線を向ける。
「そんな、もの欲しそうに、指くわえてんじゃねぇ。」
「ちっ、違います!くわえてなんて!」
「まったく、そんなふうに見つめられたら、
キスだけじゃ、済まなくなるんだよ!」
え?
たしぎは自分の耳を疑った。
ふわっと身体がゾロの腕の中に包み込まれる。
むせ返るようなゾロの香りに立ってられない。
ゆっくりと近づく顔。
熱い。
ゆっくりと、次第に激しく舌が絡み合う。
息さえもつけないほどに。
くしゃくしゃに髪を乱されながら、夢中で求めていた。
「はぁ・・・・っ・・・」
ようやく開放されると、
ボーっとした頭で、ゾロを見つめた。
腰に廻されたゾロの手に、グッと引き寄せられる。
「オレは、ここでも構わねぇけど。」
耳元で囁くゾロの言葉に我にかえる。
タンカーの近くで、海軍と麦わら、パンクハザードの者達と
宴が開かれている。
その輪から、少し離れた所にいたとはいえ、
充分に人目はある。
「何するつもりなんですか!?」
「なにって、決まってんだろ!」
「やっ、ちょ、ちょっと!待って下さい!」
「あぁ!?ダメだ。」
暴れるたしぎをぐっと抱えると歩き出す。
「言ったろ、キスだけじゃ済まないって。」
ゾロの抱えられながら、真っ赤な顔をその胸に埋めるたしぎだった。
〈完〉