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ワンピース二次創作、ゾロたしのSS中心です。 いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
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GW真っ只中~~♪
先日、初めてイチゴ狩りに
行ってきました!

去年、娘に言われ、探した時には
時期を逃しており、今年は混んでるのを
覚悟のうえ、GWに予約。

めちゃ市内。
すっごい近所、イオン行くより近いわ!(笑)

公共施設の駐車場に集合して、バスかなんかで
行くのかな~~?って思ったら、
「はい、じゃあ、第一陣、白い軽トラに
ついて行ってくださ~~~い!」

え~~!部活の試合会場への移動のノリ!?
「あ、あたし場所よく知らないから、○○さんの後ろ
ついてくね~~!信号、止まったら、待っててね~~!」
って感じ?(迷いたくないから結構必死なのよ、これ(笑))

他県ナンバーの車もいたし、驚いたんじゃなからろうか?

でもね、ほんっとすぐ、近く!
1分もかからなかった。

堂々と路上駐車して、いちご畑へ。

へぇ、何度も通ってるけどこんなところに
イチゴ畑があるんだぁ、と驚きつつ。

100mぐらいの長さのビニールハウスが
たくさん並んでて、その中の一つへ。


3列のイチゴの棚があって、中腰で摘むような感じ。
背を伸ばすと、両端は、頭がハウスの上にかするかなって
感じの高さです。

総勢20人くらいかな~。
小さいお子さんも多い。

小6の娘は、もう大人料金でした。


もうね~~、いきなり、目の前のイチゴを
手にとって、口に入れた瞬間からハイテンション!
あっま~~~い!!!みずみずし~~~い!!!

なにこれ~~!大きい~~!!!

もう、進みながら、プチリと取っては、口に
ほおばってました。

小さい子達は、もう、中入ると
近場で、摘み始めてしまうので、
大人組の我々は、どんどん奥へと進みます。

ほんと、長くて、真ん中より先は
あまり人が来ない。のんびり、のどか~♪


でも、すごくハウスの中、暑い!!!
立ってると、頭が熱い!

しゃがむと、いくらか涼しくなるので、
しゃがみながら、パクパク♪

娘も、旦那も半袖になる。
私も上着を脱いだ。

もう、果汁がしたたるから、
手もべたべた♪
じゅ~~し~~~い ♪

次第に、大きい粒ねらいから、
小ぶりで、完熟に、ターゲットを変えつつ。

食べたよ!ヘタ入れのビニール袋が
持って、ずっしりとくるくらい。

3パック分は、いけたんじゃない?
50個は、食べたかな?

気がつけば、人もまばらに・・・


あれ?時間ですよ~~って、
呼ばれるんじゃないのかな?

時計を見れば、4、50分はここに
居るような。

ほんっと、これ以上食べられん!ってくらい
お腹いっぱいになって、大満足で
ハウスを出ました。

お土産用に、パックに盛り放題のイチゴもあり。
350円で、スーパーと同じくらいの値段だけど、
やっている人を見たら、パックに山ほど
てんこ盛り!これなら、お得やな~~♪

外では、第二陣の人々が他のハウスに入るところでした。

「ありがとうございました~~!」と
笑顔のさわやかな、JAの方、農家の方、に見送られ。
「こちらこそ、ありがとう~~!」と感謝しつつ
車へもどりました。

前後に停まっていた車は、すでにいなくて、
あれ?(^^ゞなんて。

滞在時間長すぎだったのかな~~?と思いつつ。
大満足でハウスをあとにしました。現地解散です。


焼肉とかと違って、イチゴはお腹いっぱい食べても
もたれる感じもなく、娘は、2時間後、しっかり昼ごはん
食べてました。(*^ ^*)

そんな感じのGWの気持ち良い一日でした。


さてさて、本題の
「発風(はつかぜ)」2でございます。
ポチポチありがとうございます。
季節はずれですが、二人は、卒業を迎えます。
「つづきはこちら」からどうぞ



拍手


「発風」2




オレが通ったのは、本当に運がよかったのだろう。

ゾロの手元に、海外ボランティアを行う機構からの合格通知が届いたとき、
心底、そう思った。



社会経験もなく、特殊な技術も持ってはいない。
応募するときから、それは十分承知していた。

唯一、胸を張って言えることは、健康体そのものだということだけだった。

病気らしい病気も、大きな怪我もしたことがなく、
虫歯もない、視力も悪くはない。

特技を聞かれ、どんな場所でも眠れることだと答えた。

それが評価されたのだろうか。

考えてもわかるはずもないが、ゾロは安堵した。


これで、やっと出来た。
オレの居場所。

ここではないどこか他の場所。


ゾロは、送られてきた採用の通知を眺めながら
壁に身を預けると、大きく息をついた。



******



久しぶりの大学は、とても懐かしく感じた。

退屈な式典が終わり、クラスで卒業証書を受け取ると
ゾロは陸上部の部室に顔を出した。

部活の送迎会は、数日前に終わっている。

残っている荷物を自分のバッグに放り込んだ。
卒業証書も花束もみな、一緒だ。

「どこで、謝恩会するんだ?」

声をかけてきたのは、マネージャーのペローナだ。

「あぁ、駅前の・・・なんだっけ、イタリアンレストランだったなぁ。」

「へぇ。」


「わりぃな、わざわざ、鍵開けてもらって。」

「いや、別に練習メニュー作るつもりだったし・・・」

そっけなく横を向くペローナは、相変わらず素直じゃない。

くっと笑うとゾロは、手を差し出した。

「なっ!なんだよ!?」

「ありがとな。」


部誌を開いて、何か書き込んでいた手が、ぴたりと止まる。

「べ、別にお礼を言われるようなことじゃねぇよ。」

差し出された手を、チラッと見て、視線を泳がせるペローナ。


「今まで、ありがとなって意味だ。」

ゾロの顔は優しい。


「な、なんだよ、急にそんなこと・・・」

ゾロはさっと手を伸ばすと、ペローナの手を握る。




固まって動かなくなったペローナをじっと見つめた。


「ごめんな。」



「ば、ばかっ!」


ゾロを見上げたペローナの瞳は、すでに涙であふれていた。

「あやまる奴がいるかよ!ほんっと、最後までドンくせぇな!」

「わりぃ。」


片手で頭をかく。


「ほら、また謝る!」


にらみつけるペローナと目があうと、
一瞬、大きく瞳を見開いて、困ったような笑顔を見せてくれた。

たぶん、ペローナのほうが

自分よりもずっと強いんだと、ゾロは気づいた。

ゾロは抱きしめたくなる想いを手のひらに込めて、強く握り締めた。

p
ペローナの耳には、ゾロのあげたピアスが光っている。


それを見たゾロの胸は、小さい棘を飲み込んだように痛んだ。


ゾロの瞳に浮かぶ悔恨の情をペローナは感じ取った。


やっぱり、もう・・・叶わないんだな。


そっと目を閉じると、ゾロへの想いをすべて飲み込んだ。


「こんな所で、グズグズしてたら、謝恩会に遅れるぞ。」

あたしは、陸上部のマネージャーだ。

「あ、あぁ、そうだな。」


「道、間違えんなよ。」
「平気だよ。」
「ほんとか?」

「うるせぇな!」
「あはは。」

「じゃあな!」

ゾロは手を上げて、いつものように走って去っていった。

上げた手を下ろせないまま、ペローナはゾロが走っていった方向を

ずっと眺めている。


ゾロが握り締めた手のひらがまだ熱い。

ペローナは、その手を見つめると、そっともう片方の手で包み込んだ。




<続>





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ワンピース大好き。
ゾロとたしぎは公認カップルと信じて疑わない。
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