ワンピース二次創作、ゾロたしのSS中心です。
いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
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新年あけましておめでとうございます。
今年も、ゆっくりと書きたいものを
書けたらいいなと思ってま~す。
さてさて、年末発売のワンピ76巻
かる~く感想など。
76巻「構わず進め」
年末に発売って、珍しくないですか?
大体、1月始めだったような。
師走って忙しいですよね、きっと。
心なしか表紙に、デジャヴ感。(笑)
表紙裏、「3歩下がってついて来い!」
たしぎは、一言、言いそうですよね。
「言っておきますが、ロロノアこそ、
気をつけて下さい!」
な~んて♪
きっと、意地でも並んで歩こうとするよ!(笑)
ほぼSBSの感想です。
麦わらの職業って。
ルフィは消防士じゃないと思う~~~!!!
もっと、自由だぁ~~~~~!!!
ゾロは警察官というより、刑事~!
サンジはコックでいいでしょ!
あと、ブルック=音楽家、フランキー=大工
でよくね?(笑)
ま、他の仕事するとしたら~ですよね。
とすると、たしぎは、やっぱり刑事なんだろうか。
同じものを目指す二人なのかな。
堅物の先生ってのもいいね。
ウソップギャラリーも
素敵絵師さん達が再度載ってましたね。
とりあえず、これくらい。
さて、すっかりだらけきった正月休み
末っ子と二人で、のんべんだらり♪
サイコー!(笑)
イベントものを何もUPできずに
終わってしまいましたが、ポチポチありがとうございます。
ようやく、想像の翼を広げるゆとりが出てきた感じです。
あ、年末の「花子とアン」総集編にはまってました。うふ♪
面白かったな~。
>葱りんさんへ
コメント、ありがとうございます!
おお~!同年代ですね。ナルト大好きなのが末っ子で
サイ好きなのが次女!ね、二人とも私に似て、立派なオタクだわ!(笑)
ブログの短歌に、いつも笑ってしまいます!(^^♪
さてさて、皆様、記憶にありますでしょうか。
久しぶりに、「双剣の鷹」シリーズです。
とある国の姫たしぎと仕える剣士ゾロの物語です。
3まではサイト Lady HawkeにUPしてま~す。
よろしかったら、「つづきはこちら」からどうぞ
今年も、ゆっくりと書きたいものを
書けたらいいなと思ってま~す。
さてさて、年末発売のワンピ76巻
かる~く感想など。
76巻「構わず進め」
年末に発売って、珍しくないですか?
大体、1月始めだったような。
師走って忙しいですよね、きっと。
心なしか表紙に、デジャヴ感。(笑)
表紙裏、「3歩下がってついて来い!」
たしぎは、一言、言いそうですよね。
「言っておきますが、ロロノアこそ、
気をつけて下さい!」
な~んて♪
きっと、意地でも並んで歩こうとするよ!(笑)
ほぼSBSの感想です。
麦わらの職業って。
ルフィは消防士じゃないと思う~~~!!!
もっと、自由だぁ~~~~~!!!
ゾロは警察官というより、刑事~!
サンジはコックでいいでしょ!
あと、ブルック=音楽家、フランキー=大工
でよくね?(笑)
ま、他の仕事するとしたら~ですよね。
とすると、たしぎは、やっぱり刑事なんだろうか。
同じものを目指す二人なのかな。
堅物の先生ってのもいいね。
ウソップギャラリーも
素敵絵師さん達が再度載ってましたね。
とりあえず、これくらい。
さて、すっかりだらけきった正月休み
末っ子と二人で、のんべんだらり♪
サイコー!(笑)
イベントものを何もUPできずに
終わってしまいましたが、ポチポチありがとうございます。
ようやく、想像の翼を広げるゆとりが出てきた感じです。
あ、年末の「花子とアン」総集編にはまってました。うふ♪
面白かったな~。
>葱りんさんへ
コメント、ありがとうございます!
おお~!同年代ですね。ナルト大好きなのが末っ子で
サイ好きなのが次女!ね、二人とも私に似て、立派なオタクだわ!(笑)
ブログの短歌に、いつも笑ってしまいます!(^^♪
さてさて、皆様、記憶にありますでしょうか。
久しぶりに、「双剣の鷹」シリーズです。
とある国の姫たしぎと仕える剣士ゾロの物語です。
3まではサイト Lady HawkeにUPしてま~す。
よろしかったら、「つづきはこちら」からどうぞ
「双剣の鷹」 ~それぞれの一歩~ 1
「まだいいじゃないですかぁ!隊長!」
大きなギョッキを持ち上げ、いい気分で大声を張り上げるのは
この国きっての剣の使い手と言われる、領主直属軍隊の剣士ロロノア・ゾロ。
がっしりと鍛えられた肉体と、精悍な顔つきとは裏腹に
齢はまだ19歳だと知れば、皆一様に驚く。
先の剣術競技大会でその実力を認められ
領主であるミホーク公から直々に手ほどきを受けるまでとなった。
本人も、それを鼻にかけるでもなく、
実直に自分の職務を遂行している様子が、周囲の者にも好感を持たせていた。
直属軍の隊長スモーカーは、この若き剣士を可愛がっていた。
「ったく、お前は潮時ってのを知らねえ。」
「スモーカー隊長。
まだ全然飲み足りねぇ。」
「うるさい。お前みたいな底なしに
毎度毎度、付き合ってられるか!」
「ちぇ。」
不満げに周囲に同意を求めても、同僚はもう飲めないとばかりに
げんなりした顔で、隊長に助けを求める。
スモーカーは席を立つと
ジョッキの酒を一気に空にするゾロを見下ろした。
「まったく。」
あきらめたように一息つくと
ゾロに、顎で外を指し示す。
「もっと飲みたきゃ、家に来い。」
「ありがてぇ!さすが、隊長!」
急にご機嫌になると、ゾロは、すぐに席を立った。
勘定を済ませ、隊員達を引き連れ店を出る。
一人、二人と帰っていき、スモーカーの家に着く頃には
スモーカーの隣には、ゾロだけが残った。
「お邪魔しま~す!」
何度か訪れたことのあるドアを開け、遠慮もなく部屋に足を踏み入れる。
「またゾロなの。」
腰に手をあて、髪をかきあげながら迎えてくれたのは、
スモーカー隊長の恋女房と言われているヒナだった。
「相当飲んでるんでしょ。まだ、飲むの?」
「当たり前じゃないですか!まだ、序の口ですよ。」
勝手知ったる台所に入ると、食器棚からジョッキを3つ運んでくる。
「さ、席ついて、乾杯!乾杯!」
ゾロに促されるまま、ヒナは酒とつまみを運んでくる。
ゾロは、ご機嫌で、ヒナが酒を注いでくれた
何杯目かのジョッキを傾ける。
「もう、これくらいで終わりにしなさい。ゾロ。」
「え~!そんなケチくさいこと言わないで下さいよ!
ヒナさんの作る料理は最高なんだから。」
「上手いこと言ってもダメ。」
腰に手をあてながら睨みつけている顔は、どことなく嬉しそうだ。
証拠に、まったくと呟きながらも、結局、台所から皿を運んで来た。
「うめぇ!」
「まだ、食べるのか?!」
あきれた顔でスモーカーが言うと、
「あぁ、まだ入るぜ、隊長!」
料理をほお張りながら、ゾロは笑った。
スモーカーの何本目かの葉巻が消える頃、
ゾロはテーブルに突っ伏して、寝息をたて始めた。
「ねぇ、この子ベッドまで運んでやって。」
「あぁ、悪いな、遅くまで。」
「別に、いつもの事でしょ。」
ヒナは何を今更と、スモーカーに笑ってみせる。
スモーカーは、こんな時、ヒナには敵わないと
いつも思ってしまう。
でも、そんな想いを気取られまいと胸の奥にしまう。
よっこらしょと、ゾロを担ぐスモーカーにヒナは眉を寄せながら呟く。
「でもね、心配なのよ。なんだか、行き場を失った鉄砲玉みたいで。」
「あぁ、わかってる。」
スモーカーも、眉をひそめた。
******
たしぎが隣国へ行ってしまってから、
ひと月が経とうとしていた。
あの日、たしぎの乗った馬車の護衛に就きながら
国境までミホークに従い出向いた。
ほんの数名の侍女を供に、ただ一人、見知らぬ国へと
ゆっくりと歩いていくたしぎは、白ドレスにベールで顔を隠し、
その表情は最後まで見ることができなかった。
ゾロは、何も出来ずに遠くからたしぎを見送った。
風で揺らめくドレスが、まるで鳥のようだと思ったことを覚えている。
ただそれだけの想いを残して、たしぎは、本当に鳥のように行ってしまった。
国境を越え、婚約の儀式を終え、戻ってくる領主のミホークを
どれほどの目つきで、睨んでいたのか、
隣に立つスモーカー隊長に注意されて、下を向いた。
城に戻り、礼装を解くと、何もする気が起きなかった。
何の為に、
誰の為に、剣を振るうのか。
見失ってしまった。
目の前に、幾度となくたしぎの着ていたドレスの白さがちらついた。
手を伸ばしても、すり抜けていく。
いつしか、手を伸ばすことさえ、しなくなってしまった自分がいた。
それ以来、ゾロは用事がある時以外は
城内に戻らなかった。
もともと、城外の隊舎に自分の部屋はあったが、
剣の稽古の為、ほぼ城内の稽古場に泊り込んでいたのだった。
その稽古場にも足を踏み入れなくなった。
そして、隊員用の稽古場で皆と共に訓練をこなし、
終われば連れ立って飲みに出かけた。
これまで、孤独を好み、仲間とはいえ
群れるようなことをしなかったゾロの変化に
皆戸惑いながらも、少しずつ打ち解けるようになっていった。
そんなゾロの心の内を知るスモーカーは、
何も言わずに、この若者を見守り続けていた。
******
ある日のこと、
スモーカーとゾロは領主ミホークに呼ばれた。
久しぶりに入る城内は、たしぎがいなくなって
どことなくひっそりとしていた。
「ご苦労。」
「はっ。」
領主の前で跪くスモーカーの隣で、ゾロも黙って従う。
「こっちだ。」
ミホークの後に続き、大会議が開かれる広間に通された。
大きなテーブルの上には、地図が広げられていた。
ゾロは黙ってその地図を見つめる。
「ここが、我が国。」
トンと指で示した所は薄い赤で塗られていた。
「隣接しているハート公国、アラバスタ王国、ドレスローザ国。
そして、ハート公国の反対側のドンキホーテ王国。その向こうは・・・
フーシャ国。」
次々と地図を指すミホーク。
ゾロは、こんな小さい紙に描かれるくらい国とは小さいものなのか、
と、なんだか自分でも検討違いのことを感じていた。
「わが国は、ハートとアラバスタとは国交はあるが、ドレスローザとは
あまり親交が深くない。またフーシャ国に至っては、どんな国かすら
把握しきれてないのが現状だ。」
「最近、ドンキホーテの動きがきな臭い。それを探るべく、お前たち二人には
ドレスローザとフーシャの様子をその目で見てきて欲しいのだ。」
「・・・それは、内密にということですか?殿。」
スモーカーが固い表情のまま尋ねる。
「そうだな。公なら、私が表敬訪問という形で、いくらでも行けるが、
今、私が動けばドンキホーテは、警戒を強める。」
「・・・・」
スモーカーの沈黙が続く。
「わかりました。行きます。」
代わりに答えたのは、ゾロだった。
「おいっ!」
スモーカーは慌てて部下を制するが、ゾロはまっすぐにミホークを見据えていた。
「ふふ、お前なら、そう言うと思った。」
ミホークは満足そうに頷いた。
「詳しい話しをしよう。スモーカー一緒に来てくれ。
おっと、お前の返事をまだ聞いてなかったな。」
スモーカーは、背筋を伸ばしてミホークに向き合う。
「殿の意向に、なんの異存がありましょうか。
喜んでお受けいたします。」
「うむ。」
ミホークは目をつぶると静かに頷いた。
二人が去ると、がらんとした広間にゾロは一人残された。
じっとテーブルに残された地図を見つめる。
たしぎのいるハート公国は、指で隠れてしまう程小さい。
ゾロはまだ、この国の外に出たことがなかった。
何が待ちうけているというのだろうか。
胸がゾクゾクしてくる。
ゾロは、城のあちこちに残るたしぎと過ごした日々を
一つ一つ思い出しながら、城を出た。
門を出て、振り返る。
さらば。
別れの言葉が浮かんだ。
これでいい。
ゾロは、少しの間、目を閉じると
ゆっくりと前を向いた。
もう二度と振り返るまい。
心に刻むと、刀の柄を握り締める。
ザッ。
踏み出すその歩みに、もう迷いはなかった。
<続>
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