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ワンピース二次創作、ゾロたしのSS中心です。 いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
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んな~♪


長女とPCの前に座るせめぎ合いが
連日続いております。(~_~;)


お~い、使わせろ~~!(笑)


そばのコタツで待機してたら、
エロが書けないではないか!(^_^;)

あ、冗談です。(笑)



末っ子は、着々とバレンタインデーの準備を
進めております。

オレンジリキュールが欲しい!と言い張り、
何軒か探して見つけた製菓用のお酒。


昨日、作り方を見てて、子供用には
使わないほうがいいって書いてある!と言う。
お~い!!!!(~_~;)

飲んでやる~!


そんな週明けは、再び雪が。
冬のお話、「Blizzard Night」おまけです。
「つづきはこちら」からどうぞ






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「Blizzard Night」 epilogue









屋敷を出ると、丘から麓までよく見渡せた。
街並みも見える。
あそこまで行けば、温かい食事にありつけるだろう。




それからでもいいか・・・

張り切って先を行くたしぎの転ぶ様を見ながら、ゾロはゆっくりと歩き出した。


「もたもたしてると、置いてくぞ。」


「ちょ、ちょっと!ロロノア!ひどい!足が、ぬ、抜けないんですよ!
 ま、待ってください!」



「ったく。」

笑いながらたしぎの手を引っ張り、助け出した。


バランスを崩したたしぎの勢いで一緒に雪面に転がる。

「キャッ!」

「うぉ!つめてっ!」




陽がすっかり昇る頃、
散々じゃれあい雪にまみれ、びしょびしょに濡れた格好で

二人は、ふもとの宿屋にたどり着いた。



「おまえさん達、どこから来たんだい?」


昨日雪で迷い、山の上の屋敷で一晩過ごしたと伝えると、
宿屋の主人は驚いて目を見張った。


「あそこは、もう何年も前から、誰も住んでおらんはず。
 それに、なにかと不気味な噂もあるんじゃ。」


「お前さん達、なんともなかったかい?」


「詳しく、聞かせて下さい!」

たしぎが興味深そうに、身を乗り出すと、ゾロが襟を引っ張って
とどめた。

「まずは、風呂、そんで、腹ごしらえが先だ。」


「そうでございますね、まずは、無事でなにより。さ、どうぞ。」
主人に案内されて、部屋に入った。



「で?」

バタンとドアを閉めると、ゾロが腕組みしてたしぎを問い詰める。


「オレにも、その話、聞かせてもらおうか。」





******



宿屋で出された熱々のシチューは、風呂で温まったすきっ腹に
染み渡った。


きのこに野菜に、大きなチキンがごろごろと入っていて、
スプーンで崩れるほど、やわらかく煮込まれている。

「おいしいぃ~~~~!」

涙を浮かべそうな勢いで、シチューを頬張るたしぎの向かいには
仏頂面のゾロが、黙々シユーをかき込んでいた。




宿屋の主人から聞いた話によると、昨日過ごした屋敷には
数年前に、夫を亡くした未亡人が、
正気を失ったまま生死不明のまま居るという。


これまで、何人もの旅人が、屋敷に迷い込み、
凍死体となって発見された。


いずれも若い男ばかり。






そして、事の顛末を聞いたゾロは
釈然としないまま、食事の席に着いていた。


オレは、自分の預かり知らぬところで
たしぎに助けられていたって訳か。


たしぎは、オレの腹巻の中にあたカイロのおかげで
助かったと言っているが、
夢の中だと思っていたあの声は、きっと本当だったのだろう。





「ロロノア、食べてます?
 ほんと美味しいですね。」


「あぁ。」



クラスの入ったワインを飲み干すと、
ゾロは眉間に皺を寄せながら、たしぎに告げる。


「どうやら、借りを作っちまったようだな。」


「え?そんなことないですよ。ほんと、カイロがあってよかったです。」

あっけらかんと言うたしぎに、少し苛立つ。





どんと、グラスを置いて睨み付ける。

「オレは、借りを作ったままってのは、我慢ならねぇ。」


「へ?」

口をもぐもぐさせながら、たしぎはキョトンとゾロを見つめ返す。



「何、言ってるんですか?」



ガタンと立ち上がると、まだスプーンを持っていいるたしぎの
腕を取る。


「ちょ、ちょっと、ロロノア!まだ、食べ終わってないです!」


抵抗するたしぎを引っ張るように連れて歩き出す。


「主人!一晩泊まるぞ。」

酒瓶を持ったまま、部屋へとたしぎを連れて行く。




「この借りは、身体で返すしかねぇな。」

「え?」

「それで、帳消しな。」


「なんのことですか!?」

たしぎの抗議は、ゾロの無茶苦茶な論理の元に
一蹴される。



共にすごした夜を越えて、ゾロの我慢は限界に近い。



部屋に連れ込まれたたしぎの唇は、反論する隙も与えられぬまま
熱を帯びたゾロに塞がれる。





「礼は、きちんとしねぇとな。」

ゾロは意味深な笑いとともに、たしぎのうなじに手をかけ、
髪をかき上げる。


あらわになった耳たぶに軽く噛み付くと、低い声で呟く。


「好きにしていいぞ。」



「あ、あの、言ってる意味が、わかりません・・・っ!」



首筋に走る刺激にふるふると身体を震わせながら、
ゾロの襟元にしがみつく。



「どうして、こうなるんですかぁ、もう・・・」


「許せ、もう我慢がきかねぇ。」

観念したようにたしぎは、目を閉じる。

入り込んだゾロに応えるように舌を絡ませると
二人の熱く濡れた吐息が、部屋を満たした。





fin.




ゾロ、無茶苦茶です。(笑)




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趣味:
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自己紹介:
ワンピース大好き。
ゾロとたしぎは公認カップルと信じて疑わない。
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