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ワンピース二次創作、ゾロたしのSS中心です。 いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
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やっぱり天気が良いと
気持ちいいね~~~♪

洗濯ものがよく乾く!


さて、お祭りも終わり、娘のテストも終わり
のんびり過ごしてます。

7月は出かける予定があるけど
6月は、今のところないな~~♪

どっか行きたいな~~~♪ふふふん♪


HP Lady Hawke  に 
「Chocolate Pool」をUPしました。
2014年バレンタイン話です。
よろしかったら、覗いてみてくださいね。
少しずつ、少しずつね♪


案の定、後編では収まりませんでした。(^^ゞ
ポチポチありがとうございます。
「オレが悪いのか」中編です。
「つづきはこちら」からどうぞ







拍手






「オレが悪いのか」中編






穴があったら入りたい。


ベッドに頭を抱えて毛布に包まるたしぎは
本気でそう思っていた。




*****



酒場の宿で、ロロノアの姿を見てからの記憶が
定かでない。


寝室に慌てた様子のウソップが飛び込んできた。

「な、なにもなかったんだぜ!俺が保障する!
 なっ、なっ!たしぎ。
 ほら、俺達おとなしく連行されるから、
 行こう!な、本部まで帰ろう!」

言われるまま、背中を押されて寝室を出る。


「おい、チョッパー一緒に来いよ。」

「お?おぉ、わかった、行くよ。
 大丈夫か?たしぎ、顔が、こ、怖いぞ!」

ウソップとチョッパーに付き添われるような恰好で、
部屋の外へ連れていかれそうになるのを
かろうじて、とどまる。


「残りの人達を!」

部下に告げると、すぐにフランキーが答える。


「おぅ、俺がアイツを連れて行く。女どもは、帰していいな!」

立ち上がったフランキーの迫力に、部下達は頷くしかなかった。



「ほら、お前達、服着たら、おうちに帰るんだ。」

「え~~!」といいながらも、女達はフランキーの言葉に従う。


「ほら、先に行けって!俺達支払を済ませてから行くからよ。
 なっ、踏み倒しちゃいけねぇもんな、海兵さん達よぉ!」

フランキーに促されて、建物を出る。
部下達は、フランキーに言われるがまま後に残った。




建物の一階と入口に待機していた部下の三人が
ウソップとチョッパーを連行するたしぎの後ろを歩く。


海賊だというのに、縄をかけるでもなく、
まるで友達のように並んで歩くウソップと
なんだか上の空のたしぎに、状況を知らない部下達は首を傾げた。


「いいか、たしぎ。あれは、女達が勝手にやったことだ。
 大方、一階の酒場に酒を頼みに行ったゾロを見かけたんだろ。
 部屋までついてきちまったんだ。」


「だ、だからって、あんな、恰好で・・・」



「ゾロは、俺達が宿に戻るだいぶ前から部屋で飲んでたんだ。
 だから、先に寝るってベッドに入った。
 その後、女達も酔いがまわって・・・
 だがな、ゾロは一度寝たら、どんなに起こしても起きねぇんだから。」


「そんなこと、信じられません!」


「女達が言ってたぜ。どんなに誘ってもピクリともしないって。」


たしぎの顔が、一層強張った。

「誘うって、一体、どんな・・・」



ヤベェ。
ウソップは慌てて取り繕う。

「ほらっ!あいつはサンジとは違って
 絶対自分から手を出すような奴じゃねぇ。」

すまんサンジ。
ウソップは、心の中でサンジに謝った。


「・・・・」


よっしゃ、いける。


ウソップは、意地が悪いかなと思いながらも
たしぎの胸のうちをつく。



「たしぎの気持ちはわかるって、
 やっぱり、ゾロが他の女と・・・」



「そんなこと!!!!ロロノアが何をしようと、
 私には関係ありませんからっ!!!!」


顔を真っ赤にして、ウソップに突っかかるたしぎを
なだめる。


「あ、ほら、本部に着いたぜ。」

あっと振り向くたしぎに向かって、ウソップは煙玉を地面にたたきつける。


ボワッと辺りが白い煙で見えなくなる。


「行くぞ、チョッパー。」

「うん。」


煙が目に染みて、右往左往する部下達と、
あの方向感覚では、心配しなくても追ってはこれないたしぎを
その場に残して、二人はその場から逃げ出した。





*****




麦わらの一味を本部の前まで連行しながら
まんまと逃げられてしまった失態と、
あんなにうろたえてしまったのかという激しい後悔に
たしぎは、本当に穴があったら入りたかった。


夕方、交代を終え、非番となったが
こうしてベッドの中でもんもんとしていた。


宿屋にいた部下達によると、ロロノアとフランキーの二人は
代金を主人に支払うと、「じゃあな。」と、
まるで友人と別れるかのように、その場で立ち去っていった。



部下達は、やけに機嫌の悪いロロノア・ゾロに睨まれ
一歩も動けなかったと、すまなさそうにたしぎに報告してくれた。









いつまで、こんなことしてても始まらない。


ガバッと身を起こすと、たしぎは立ち上がる。


なんでもいいから側にあった服に着替えると
時雨を手に、街に出た。





******




なんなんだよっ!


急に叩き起こされたと思ったら、目の前に
アイツが立ってて、すごい形相で睨んでいた。


訳のわからないまま、フランキーと宿を出た。

気がつけば、やけに香水の匂いが身体に染み付いている。


フランキーが事情を説明してくれた。

確かに、階下の酒場に酒を持ってくるように頼みに行ったら、
なぜか女二人が、部屋まで付いて来たのは覚えている。


酒が届いて、ソファでフランキーやウソップ達と
飲んでいたが、朝から飲んでたオレは、煩い女達に
辟易して、早々に寝ることにしたんだ。



寝室のベッドに入り、横になってからのことは覚えてねぇ。





その後、女達がなにやらその気になって、服を脱ぎながら
寝室に入っていったというのが、フランキーの説明だ。



一度、女の一人が飲み物を取りに来て、
「なんなの?あのトウヘンボクは!いくら私達が迫っても
 びくともしないで、眠ってるのよ!信じられない!」
と言っていたらしい。


そりゃそうだ。


しかし、なんなんだ!アイツのあの顔!
オレは何もしてねぇぞ!




釈然としないまま、香水の匂いを落としたくて
風呂屋に行くと言い、フランキーと別れた。



風呂屋でまた少し眠り、夜の明りが街に灯る頃、
ゾロは再び街に出た。


*****


祭りを惜しむかのように、夜の街には
人通りが多かった。


腹ごしらえをしようと、飯屋を探していると
やけに派手なシャツを着たたしぎが、前のほうから歩いてきた。




「・・・・」

どういう態度でいればいいのか迷っている様子のたしぎに
ゾロは、顎で入る店を示した。


まずは、腹ごしらえだ。



文句はそれから聞いてやる。



*****



まさか、こんな所で逢うなんて。

まったく予想すらしてなかった。


たしぎは、目の前で何事もなかったように
食堂へと誘うゾロに、戸惑いながらも、後に続いて店屋の暖簾をくぐった。




<続>





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ワンピース大好き。
ゾロとたしぎは公認カップルと信じて疑わない。
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