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ワンピース二次創作、ゾロたしのSS中心です。 いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
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先日、同僚の男性に、
「○○さん、40歳過ぎたら、いろんなとこガタ来ませんか?」
と聞かれた。

おのれは喧嘩売っとんのか!?と一瞬思いましたが、

話を聞けば、その日ちょうど40歳の誕生日で
思うところがあったらしい。

「40なんて、随分前で、忘れたわ!」と答えましたけど。

まぁ、結婚、マイホーム、保険の見直しと
彼も続いたからね~・・・なんか、腑に落ちんけどっ!!!(~_~;)



そうそう、もう一つ(?)けしからんと思ったこと!

たしぎの2年後の水着フィギュア出ましたよね。
2年前の水着って、どうゆうことやねんっ!
はみでそうで、見てられんわい!(笑)


あ~~、でも、たしぎなら、ありそうって思える♪


なんて思ったら勢いで、出来ちゃいました。

「オール却下」

ひさしぶりのゾロたしです。イチャコラしてます♪

よろしかったら、「つづきはこちら」からどうぞ


ほぼ日記が続いておりますが、ポチポチありがとうございます。

>かこさんへ
 コメント&お気遣いありがとうございます。
 >ハートのA 腹痛い~~!!ヒ~~~!(爆笑)
 笑いすぎて、お返事しちゃいました。ヽ(^o^)丿
 野球のアンダーシャツとか、むっちりズボンとか、
 エロいですよね。(はい、けしからん大人です(^^ゞ)
 私だって、間口狭いですよ~。娘達の影響で
 はやりものに手を出してしまった感もあるんですが。
 楽しんで書ければいいな~と思ってます♪



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「オール却下」



やだ、遅れちゃう!

たしぎは砂浜を海軍の部隊の集合場所に
向って走っていた。


今日から遠泳演習が始まる。

初日の遠泳が終われば、後は浜辺でバーベキューに
夜はキャンプファイヤーと、殆ど慰安旅行のような年中行事だ。


部下達も楽しみにしており、隊長であるスモーカーも
同期のヒナの部隊と一緒の日程を組み、
示し合わせて海辺のリゾートを楽しんでいる。

この部隊の隊長は二人とも能力者なので、現場は
ほとんど副隊長のたしぎに丸投げされた。

たしぎは、昨日の夜遅くまで演習の段取りや
バーベキューの食材の手配にと、とても忙しかった。

朝起きて、着替える段階になって初めて、
持っていた競泳用の水着が合わなくなっていることに気づいた。

体重がそれほど増えた覚えもない。
どうして、こんなにキツイんだろう。


あぁ、もう演習が始まってしまう。

Tシャツ着てれば大丈夫だよね。


たしぎは自分に言い聞かせると、宿舎の宿を飛び出した。



*****


浜辺から歩いてきた男が被っているパーカーのフードから
覗く翡翠色の髪と腰から下げた三本の刀に、はっとする。

勢いで駆け抜けた腕を、すれ違いざまにつかまれた。


「おい、ちょっと待て!」

言わずと知れた麦わら海賊団、副船長ロロノア・ゾロだ。


「なにするんですか?勝負なら後でお願いします。私、急いでいるんです!」

「誰が勝負するかよ。そんな恰好で、どこに行くんだ。」


「水着なんですから、海に決まってるでしょ。」

「それで、泳ぐのか?」



痛いところを突かれた。

「ちょっと、きつくなっちゃんですけど・・・やっぱり、変ですか?」



「脱げ!」

え!?


ゾロは、自分の発した言葉に、一瞬戸惑う。


「っと違うか。そんなんじゃ、襲うぞ、こら!」

これも違う。
なんかヤバイ奴だろ、これじゃ。


「襲うって!?」


違う、違う!


「いいから!」

これ以上言っても、ますます立場を悪くしそうだったので、
たしぎの腕を掴んだまま、歩き出す。

「ど、どこへ行くんですか!?」

ゾロは、どこへ行こうとしているのか、自分でもわからなかった。

とにかく、ひと目のつかない場所へ。



「ちょ、ちょっと!」

振りほどこうとして、履いていたサンダルが脱げた。

「あぁ、もう!」

たしぎが、ソロの目の前で屈んでサンダルを拾おうとした。




ゾロが固まる。


「これから海軍の演習があるんです。ほっといて下さい!」



ゾロの眉間に皺が寄る。

いきなりしゃがみ込むと、ぐっと両膝をホールドして
たしぎを担ぎあげた。

「きゃっ!」

パンクハザードの時と違うのは、
ゾロの顔の側に、たしぎのむき出しのお尻が揺れているということだ。


Tシャツが、ずり上がり、腰から下が丸見えだ。


「・・・・」

ゾロは、一度立ち止まり、たしぎを降ろすと
自分の着ていたパーカーを脱いで、たしぎの腰に巻きつけた。


ふんと、ばかりにもう一度担ぎ上げる。


「・・・・・」

たしぎは、ゾロの言わんとしていることをようやく
飲みこめたようで、顔を赤らめる。


「ほんっと、無自覚だな。テメェは。」




ざっ、ざっ、ざっ。

砂浜を歩くゾロの足音だけが響く。


「決めた。」

不意に立ち止まるとゾロが呟いた。


「拉致する。」


たしぎを肩からおろすと、自分の前に立たせる。

「えっと、どういう意味ですか?」

この男の場合、言葉通りだろうと予想しながらも、たしぎは聞いてみる。



「このまま、帰す訳にはいかねぇ。」


「そんな・・・」

たしぎの頭を、浜辺で待っているだろう部下達の顔がよぎる。

「これじゃあ、職場放棄です。」


「どうせ、遊びに来てんだろ?」

「いえ、ちゃんと訓練もしてます。」

「ったく、しょうがねぇ。」

たしぎの抗議に、ゾロは腕を組んだまま考える。


ゾロはたしぎの手を掴んだまま、少し離れた浜辺にいた
親子連れに声をかける。



「ほら、伝言頼めよ。」

ゾロに促されたたしぎは、持っていたバッグから
紙を取り出すと、それに走り書きをして手渡した。

「これを、むこうの浜辺にいる海軍に届けてくれませんか?」

紙には、「手配中の海賊を追跡中、後は頼みます。たしぎ」と
書かれてる。

親子連れは快く引き受けてくれた。

親子が海軍のいる浜辺へ向かうのを見届けてると、
ゾロはたしぎへと向きなおった。

さて、どうしてくれようか。


たしぎは、ゾロの視線にモジモジしている。

そりゃ、私だって、無理があるかなって思いましたけど、
そんなに怒らなくったって・・・


「そのままの恰好でうろつかれちゃ、迷惑だ。」

「ヒドイ!そこまで言わなくても!」


「ちゃんとしたやつを着ろ。」

「ちゃんとしたやつって、何なんですか?」

ここで言い合いをしても埒があかないと思ったゾロは、
たしぎの腕を引っ張って、浜辺近くに点在している
海水浴用品を売っている店に入った。

店にはカラフルな水着が、たくさん並んでいる。


「わぁ、たくさんありますね。」

急にテンションがあがるたしぎ。

「新しい水着欲しいなって思ってたんですよ。
 でも、時間がなくて。」

「いいから、とっとと選べ。言っとくが、金は持ってねえぞ。」

「わかってます。わ~い、どれにしようかな。」

たしぎは、嬉しそうに並んだ商品の中から、二、三着を選び出す。

「ロロノア、ちょっと着てみますから、選んでくださいね。」

「べつに、それじゃなきゃ何でもいいぞ。」

その場から立ち去ろうとするゾロを引き留め、たしぎは試着室に入った。



客はまばらとはいえ、女物の水着売り場に一人でいることは
恥ずかしかった。


「早くしろよ。」

思わず試着室の前で、声をかける。


「は~い。」と答えるたしぎのモゾモゾと動く気配に浮かぶ余計な妄想。
ゾロは、頭をブンブンと動かして振り払う。



「ど、どうですか?」

遠慮がちに試着室のドアを開け顔だけを出す。

「いいから、とっとと見せてみろ。」

続く失言に、今日はどうしたんだ?と
自分に問いかける。

どうもこうもねぇ、こいつのせいだ。

ゆっくりドアを開けた水着姿のたしぎに、思わず腕を組んだまま
のけ反るゾロ。


たしぎが選んだ水着は、胸のあたりにヒラヒラとフリルが
ついた、花柄のビキニだった。

ただでさえ大きい胸が、更に強調されるデザインに
ゾロはめまいを覚えた。

「却下。」

嫌でも飛び込んでくる胸の谷間に視線を奪われながらも
冷たく言い放つ。


「そうですか?花柄、可愛いのに。じゃあ次の着てみますね。」

たしぎは、特にがっかりした様子もなく、別の水着を手に取った。


「却下。」

「却下。」


三着続けて、ゾロにダメ出しをされ、さすがにたしぎが反論する。


「じゃあ、ロロノアが選んでくださいよ!」


そんなもん、上と下が繋がってりゃいいんだよ。

ゾロは目に入った黒いワンピース型の水着を一着手にすると
たしぎのいる試着室へ放り込んだ。


「ちょ、ちょっとほんとにこれがいいんですか?」

ためらいがちにドアを開けたたしぎが着てたのは
確かにビキニではなかったが両脇が紐になっていて
横から胸の下ラインが丸見えのデザインだった。
しかも、へそのあたりまで、胸元からU字型にカットが入っている。


「悪ぃ、却下してくれ・・・」

口の中がカラカラだった。

「お、お前に、任せる。オレは向こうにいるからな。」

それだけ言うと、ゾロはよろよろと、その場から離れた。


「もう!」

たしぎが口をとがらせながら、試着室に引っ込んだ。

結局、一番無難だと思った
ホルターネックのビキニを選んだ。
上から着るワンピースがついていたので露出する肌は少ない。

これでも、たしぎにしてみれば十分に派手な水着だ。
競泳用の水着は置いていないのだからしょうがない。


「おまたせしました。」

たしぎは、新しい水着を着て、ゾロが巻いてくれたパーカーを羽織って
店を出た。


「お、おう。」

「どうですか?」

「あぁ。」

いいとも悪いとも言わずに、ゾロは先に歩き出した。

服のようで、ビキニのラインが見え隠れする水着は
かえって、色っぽさが強調されるようだ。


「じゃあ、私は演習へ戻ります。これありがとうございました。」

海辺近くまで戻ると、たしぎは羽織っていたパーカーを脱いで
ゾロに差し出した。

「・・・・」

ゾロは、それを受け取ろうともせずに難しい顔をしている。

「どうしたんですか?」

たしぎが、覗き込むようにゾロのを見つめる。




「・・・やっぱり、却下だな。」

ゾロはパーカーをつき返した。

「わざわざ他の奴らに、見せてやることはねぇ。」

「は?」

「しょうがねぇだろ。そんなナリでオレの前に現れたんだからな。」

ゾロは一人で納得した様子で、たしぎの腕を取る。

「ちょ、ちょっと!ロロノア!」


ゾロの意図がわからず、たしぎは焦った。


「やっぱ、脱げ。」

ゾロがたしぎの耳元に口を寄せてささやくと、ベロリと舐めあげた。


「ひっ!」

ぞくりとする感覚に、思わず立ち止まる。

ゾロの腕がしっかり腰に廻されて、むき出しの太腿は
しっかりと密着している。

「今日は、なんか変ですよ、ロロノア。」

たしぎは、自分でも身体が熱くなるのがわかった。


「夏だしな。」

ゾロはニヤリと笑ってみせる。


諦めたように出た吐息が、熱を帯びているのを
気取られまいと、たしぎはゾロの胸に頭を預けた。


強い陽射しに火照った肌と、乾いたのどを潤す場所を求めて
二つの人影が、海辺の奥に消えていった。


〈完〉




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ワンピース大好き。
ゾロとたしぎは公認カップルと信じて疑わない。
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