ワンピース二次創作、ゾロたしのSS中心です。
いらっしゃらないとは思いますが、禁無断転載でお願いします。
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霜月ですなぁ~♪
すっごく寒いんですけど~!
もうライトダウンのジャケット
普通に着てるし~!
神奈川、何着て行こうか?
ネットで立ち寄りそうな駅から行ける
入浴施設を探してる。
あ~~、疲れてんだな~~♪(笑)
そうそう、ボケてたようで、
767日シリーズはGO GO Pararellel!のカテゴリーです。
そして、「壁際の攻防」「もう少しこのままで」と続いております。
説明不足で、わかりにくかったですね~。m(__)m
では、「追う背中」3
少しずつ進んでいきます。
「つづきはこちら」からどうぞ
「追う背中」3
たしぎが家に来る当日、ゾロは重い気分で
朝を迎えた。
結局、たしぎへのプレゼントを何も買えなかった。
ガリガリと頭を掻きながら、布団の上に胡坐をかく。
何度も最寄のショッピングモールに入っている
ジュエリー店の前を行き来しながらも、選ぶことが出来なかった。
遠目でいいと思ったのは、値段が高く、手が出ない。
あれこれと、相談して見せてもらう術などもなく、
ただガラスケースをさっと眺めて、すごすごと帰ってきた。
モールで目についた携帯のストラップを一つ買ったけど、
これじゃあ恰好つかないと、悩みつつも、今日まできた。
ジタバタしても始まらないか。
諦めて1階に下りると、すでに親父の姿はなく、出勤した後だった。
ゆっくりと朝飯を食べると、茶碗を洗ったり洗濯をしたりと
いつもの家事をした。
いつもより若干丁寧に掃除をすると、もうたしぎを迎えに行く時間だった。
「こんなもんか。」
飾ったってしょうがねぇもんな。
少しだけ小奇麗な部屋をざっと見まわすと、家を出た。
******
「お待たせ。」
たしぎは大きな荷物を抱えながら
駅から出てきた。
「すげぇ大荷物だな。」
「だって、買い物できるものしてきちゃったんだもん。」
少し開けて見せてくれたバッグの中には、玉ねぎと人参が見えた。
「野菜なんて、こっちで買えばいいのに。」
「ほら、一袋買っても、余ったら大変でしょ。まぁ、賢い主婦みたいでしょ。えへへ。」
なんだか、やけに楽しそうだから、ま、いっか。
ゾロはたしぎの荷物を、自転車のカゴに入れると
二人で、歩き出した。
途中、スーパーで合びき肉を買った。
なんだか近所なので、気恥ずかしくてゾロは
入り口で待っていた。
肉を買ってくるだけと言っていたのに、
店から出てきたたしぎは大きな袋を抱えていた。
「ほら、なんか甘いものとか・・・」
「まったく。」と言いつつも、ゾロも浮かれ心地だった。
****
家につくと、たしぎはすぐに料理に取り掛かった。
鍋や調味料の位置を教わると、たしぎは
待っててと、ゾロを台所から追い出した。
居間に戻っても、何もすることがないゾロは
やぱり気になって、台所へ顔を出す。
「ご飯、炊こうか?」
「え?あ、そうか、忘れてた!うん、お願い。」
たしぎは、真剣な表情で花型に抜いた人参に飾り包丁を
入れている。
「食えりゃ、何でもいいぞ。」
「うん、大丈夫。」
「何か、手伝うか?」
「平気、ゆっくりしてて。」
ゾロは台所の隅にあった丸椅子に腰を下ろして
たしぎの様子をぼんやりと見ていた。
決して手際が良いとは思えなかったが、一生懸命作っているたしぎは
とても愛おしいかった。
「あ、ちょっとオレ、コーラ買ってくるの忘れたから
買ってくる。」
「え?うん、わかった。いってらっしゃい。」
唐突に、ゾロはそう告げると家を出た。
たしぎが、あらかた食事の準備を終えた頃、
戻ってきた。
「おかえりなさい。」
「た、ただいま。」
そんなやりとりがなんだか照れくさかった。
****
「もう、出来るから。お腹空いたでしょ。」
「あぁ。」
ゾロも料理を運ぶのを手伝い、食事の用意が出来た。
〈続〉
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